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日本薬科大学教授による検査結果

 ときわの命水「活性酸素」フリーラジカル抑制 実験結果

平成16年12月25日 元 日本薬科大学 漢方薬学科 生薬分析学分野 薬学博士 吉村吉博

2種類のナチュラルミネラルウォーターの活性酸素・フリーラジカル消去活性を電子スピン共鳴(ESR法)を用いて測定した結果を下記の表に記す。この結果から、ときわの命水とHT水を比較すると、メチルラジカル(・CH3)及びヒドロキシルラジカル(・OH)の抑制は殆どみられなく、両者の水にはほとんど差がみられなかった。これに対して、スーパーオキシドラジカル(O2-)はいずれも強い抑制がみられ、HT水よりもときわの水の方が強い作用がみられた。
活性酸素・フリーラジカルの中でO2-が最も生成されやすく、この種のものが・OHの生成にも及ぼす。  今回の結果から、天然の水から強いO2-消去作用がみられたことは単なる水ではない事が示唆された。

試料・CH3O2・OH
測定値CV抑制率測定値CV抑制率測定値CV抑制率
コントロール3.850.88 1.591.59 5.18 3.13 
ときわの命水3.702.913.900.420.6273.584.944.324.63
HT水3.604.246.490.620.4261.014.884.945.79
N=5(測定回数)CV:相対標準偏差

◆実験方法

  1. DMSO:50μL
  2. 25mM NaOH:50μL
  3. 試料:50μL
  4. DMPO :10μL
  5. 過酸化水素:50μL

1~5を試験管に加え、ボルテックスミキサーで1~2秒攪拌した。
攪拌した溶液をESR用セルに移し、約2分後にESRを測定した。

◆ESR測定条件

  • ESR:JEOL JES‐FA100
  • Center field:335.58mT
  • Frequency:9415MHz
  • Power:8mM
  • Mn marker:800
  • Amplitude:100mT
  • Time constant:0.03sec
  • Sweep width:5
  • Temperature:20°C